2025/03/22 13:11
VASSIQ TOKYO MADEは都内の自社工場内で加工し、協力外注先による特殊加工、バネやクギなどの付属品の生産に至るまで全て日本国内で完遂しています。ごく一部国内で生産できない部材(クリスタルガラス等)もあります。それらに関しては調達先を明記しています。その部材を除いて全て国内加工なのでGenuine MADE IN JAPAN(本物の日本製)を謳っています。
では、本物ではない日本製とはなにか?
現行のルールでは「最終工程を日本で行う」ことで「日本製」とすることが可能です。例えば海外で製作したほぼ完成品を輸入し、その品に日本国内でブランドロゴの印刷加工をする、もしくはクリスタルガラスなど他部材をくっつける、それだけで「日本製」として販売が可能ということです。そのようなルールですから違法ではありません。しかし、真面目にものづくりをしている我々からすると、このような「日本製」と一緒にされることは腑に落ちません。その気持ちがGenuine MADE IN JAPAN(本物の日本製)という表現となっています。
アジア諸国などの海外製品もかつてイメージされたような安価な粗悪品ばかりでもありません。加工技術も向上して日本製と同等、時にはよりすぐれた製品もあります。堂々と原産地表示をすればよいと思います。
当社はOEM業務も行っています。取引先もいくつかありますが、当社へ定期的に足を運ばれる取引先と、生産現場に全く興味を示さない取引先があります。偶々かもしれませんが前者の現場に来られる取引先のほうが業績はいいです。販売先と加工先が協力して良いものを真剣に作ろうとする気持ち、それがエンドユーザーの方々にも商品を通して伝わるのではないでしょうか。そのように感じています。